《 いくたびも まいる心は はつせでら 

            山も誓いも ふかき谷川 》

 

       西国 三十三所 観音霊場 第八番

         ⛩️真言宗 豊山派 総本山⛩️

           大和國 長谷寺

 

       長谷寺縁起と伽藍(がらん)

長谷寺は、山号を豊山(ぶさん)と号し、朱鳥(あかみどり)元年(686年)道明上人(どうみょうしょうにん)が天武天皇のために「銅板法華説相図」(どうばんほっけせっそうず)を初瀬山(はつせやま)西の岡に安置したことにはじまり、のち神亀(じんき)4年(727年)、徳道上人が聖武天皇の勑願(ちょくがん)によってご本尊十一面観世音菩薩を東の岡にお祀りになりました。徳道上人は観音信仰にあつく、西国三十三観音霊場(さいごくさんじゅうさんしょかんのんれいじょう)を開かれた大徳(だいとく)として知られ、長谷寺はその根本道場とも呼ばれるゆえんであり、長谷詣(はせもうで)、長谷信仰は全国に広がりました。 下って天正(てんしょう)十六年(1588年)、


専誉僧正(せんにょそうじょう)がご入山されてより、長谷寺は関係寺院三千ケ寺を有する真言宗豊山派の総本山として、

また西国三十三所第八番札所として、檀信徒は約200万人、四季を通じて「花の御寺(みてら)」として多くの人々の信仰をあつめています。   【長谷寺の栞より】                      HP 委員:松本